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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.6 |
アニメオタクと“聖地”との価値共創メカニズムの解明 |
「涼宮ハルヒ」「らき☆すた」「けいおん!」「ガールズ&パンツァー」の地域おこし事例分析 |
湯川 寛学 博士課程後期課程 |
発行:2017年10月12日 |
分類:博士単独報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 本論文は,アニメの舞台となった地域(=聖地)において,その地域の住民とアニメを見て地域外から来た訪問者(=アニメオタク)との間で,どのようにして価値が共創されていったのかについて分析した。これまでの研究では,アニメオタクの特徴や行動パターンが分析されている。また,地域おこしと関連したアニメ聖地研究では,一つの地域を分析した事例分析が多く,地域を横断的に比較分析した研究はこれまでは存在していない。本論文ではFitzPatrickらが2015年に発表したRelationality Frameworkを用いて,「涼宮ハルヒ」(聖地:兵庫県西宮市),「らき☆すた」(聖地:埼玉県旧鷲宮町),「けいおん!」(聖地:滋賀県旧豊郷小学校),「ガールズ&パンツァー」(聖地:茨城県大洗町)の4つのケースを比較分析した。分析の結果,アニメオタクと“聖地”の人々との間での価値共創の成功パターンが明らかになった。 |
謝辞 : |
キーワード : 聖地巡礼 価値創造 関係性 相互作用 地方創生 |
ページ : pp.413-422 |
ファイルサイズ : 1,169KB |
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