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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.6 |
未来の産業(社会)ロードマップ化の意味・役割と手法 |
未来構想(仮)に対するデザイン等による視点 |
伊藤 由紀美 Y&Iジャパン 代表 |
発行:2017年10月12日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 筆者はマーケティング関連の専門書籍の監修業務を担当し,10年先迄の未来構想(仮)を策定する機会があった。手法は,市場レベルでの未来像を検討した上で,その為の商品やサービスの未来像を描き,さらにそれに基づいての適用する技術の未来像を描くというものであった。一方,目的は異なるが,政府が策定する未来構想(仮)においては,イノベーション施策や5ヶ年の科学技術政策を立案する為,現在実現段階の新しい技術(IoTやAI)やデータの利活用の視点から未来を構想するスタイルである。本来の国民等の受益者には理解しにくく,具体的に落とし込みにくい情報である。近年は,産業界全体で,成長というより質的な発展をねらったイノベーションを実現する事に腐心している。その手法の一つとしてデザイン思考等が重視されている。可視化しにくい未来のイメージを夢想し実現する事や,意味を再考する事によって新しい市場を形成させる事に力点が置かれている。政府を初め,各産業に属する企業にとって,こういったトレンドを理解しフレキシブルな産業構造の変革を受容し,今後の10年,20年を構想する事が重要な時期にきている。 |
謝辞 : |
キーワード : イノベーション デザイン思考 産業構造 Society 5.0 |
ページ : pp.145-157 |
ファイルサイズ : 3,764KB |
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