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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.6 |
ソーシャル・マーケティングによる社会的文脈形成プロセスの考察 |
ーたばこのデ・マーケティング,「ことば」の分析を通してー |
石澤 泉 首都大学東京大学院 博士後期課程 |
発行:2017年10月12日 |
分類:博士単独報告 |
掲載形態:報告概要 |
要約 : 要約 本稿では,ソーシャル・マーケティングの理論を背景に,水越・日高(2017)が指摘した,個人の行動変革を目的にしたダウンストリームの議論が,社会の行動変革までを見据えたアップストリームに及ぼす影響,相互依存関係を議論の必要性に着目し,たばこのデ・マーケティング,禁煙の社会的文脈形成プロセスを明らかにしようとするものである。これまで,たばこのデ・マーケティングは,マーケティング・ミックスの観点での研究はあるが,ステイクホルダーの関係性の観点での研究は確認できない。本稿では,社会の行動変革までを見据えたソーシャル・マーケティングの実際について明らかにする。分析の方法は,新聞記事に出現する「ことば」に焦点を当て,行動変革の主体や流れ,質的変化を経時的に分析する。分析の結果,個人の行動変革を目指す流れから,社会の行動変革を目ざす流れに変容し,また社会の行動変革から個人の行動変革へと循環する共進化の関係性が確認された。 |
謝辞 : |
キーワード : ソーシャル・マーケティング アップストリーム ダウンストリーム デ・マーケティング 共進化 |
ページ : pp.407-409 |
ファイルサイズ : 289KB |
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