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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.14 |
擬態語・擬容語・擬情語の畳語が広告効果に及ぼす影響 |
流暢性と情報性の視点から考える日本語表現の可能性 |
原 愛美 名城大学 経営学部 学生 |
山岸 愛梨 同上 |
伊藤 羽那 同上 |
沖田 祐依 同上 |
児玉 江里奈 同上 |
発行: |
分類:U24報告 |
掲載形態:要約 |
要約 : 本報告の目的は,擬態語・擬容語・擬情語の畳語を用いた広告効果を探求することである。オノマトペには音を表す擬音語・擬声語と,状態・様子・感情を表す擬態語・擬容語・擬情語があり,本研究では後者の3つに焦点をあて,中でも同じ語を繰り返す畳語を対象に広告効果を高めることを明らかにした。その要因として,知覚流暢性,概念流暢性,情報提供性が広告効果に媒介していると仮説を立てた。T検定と媒介分析の結果,擬態語はその言葉自体が広告効果を及ぼす直接効果モデルを示したが,擬容語は媒介変数の寄与度が高く完全媒介モデルを示し,擬情語は直接効果と間接効果の値が同程度で部分媒介モデルを示した。これらの結果は,日本語表現に関するマーケティング分野の広告研究に寄与し,それらを用いた広告クリエイティブに関して企業やマーケターに有益な情報を与えると思われる。 |
謝辞 : |
キーワード : 購入意向 完全媒介モデル 部分媒介モデル 情報提供性 広告クリエイティブ |
ページ : p. |
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