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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
オンラインサロンから派生する価値共創 |
個人知の融合を促進するコミュニティとは |
青木 慶 甲南大学 マネジメント創造学部 准教授 |
発行: |
分類:一般報告 |
掲載形態:要約 |
要約 : 本稿の目的は,個人の持ち合わせる知識や経験(個人知)の共有から,価値共創を実現するプロセスを明らかにすることである。具体的には, オンラインサロンというクローズドのコミュニティの役割を検討する。調査方法は,デプス・インタビュー(n=11)を実施し,グラウンデッド・セオリー・アプローチ(GTA)を用いて,データ分析を行なった。 その結果,新たな価値を生み出す原動力は,何らかの課題を保有する個人が,それを解決しようとする動機づけであり,個人知の融合による知識の深化と,それを促すコミュニティへの信頼の醸成が,価値共創の実現を促すコアカテゴリーとして導出された。また,非金銭的支援に加えて,金銭的支援の体制が整っていることの重要性も明らかになった。 |
キーワード : スキルシェア ユーザーイノベーション ウェルビーイング |
ページ : p. |
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