オーラルセッション

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 日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 
代替肉を購入するのはどのような消費者か?製品別購入要因の日米比較
橋本 萌那
東京工業大学環境・社会理工学院博士課程
松尾 朗子
東京大学先端科学技術研究センター特任助教
高澤 陽太朗
明治大学経営学部専任講師
笹原 和俊
東京工業大学環境・社会理工学院教授
発行:
分類:一般報告
掲載形態:要約
要約 :
肉の消費増加による悪影響が懸念される中,持続可能でエシカルな選択肢の1つとして代替肉が期待されている。しかし市場シェアはまだ非常に小さく,更なる普及のための方策が必要である。本研究の目的は,食文化の異なる日米において,消費者が代替肉を購入するパターンを特定し,比較することである。オンライン調査にて収集されたデータを使って,代替肉 (植物肉・培養肉・昆虫肉)の購入意欲の予測において重要な要因を特定し,それらの要因間の関係性を決定木によって分類することで,代替肉を購入する可能性の高い消費者像を比較した。その結果,植物肉では味重視のグループの他に,日本では健康重視グループ ,米国では動物福祉重視のグループが確認され,培養肉では日米に共通して動物福祉重視グループと新食品に前向きなグループが確認された。最も購入意欲の低い昆虫肉では,日米ともに味や健康面を評価する少数の消費者グループが発見された。本研究は,代替肉購入につながる有望な複数の消費者セグメントを特定することで,プロモーション戦略の検討材料を提供する。
キーワード : 代替肉 消費者研究 国際比較 道徳基盤理論 決定木
ページ : p.


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