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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.13 |
インスタグラムの写真における商品魅力を高める適度なズームインと観葉植物の緩和効果 |
千葉 彩美香 明治大学 商学部 学生 |
野村 茉央 同上 |
松本 珠優 同上 |
加藤 拓巳 明治大学 商学部 専任講師 |
佐藤 平国 同上 |
発行: |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : オンラインプラットフォームでのレビューにおいて,大量の文章よりも1枚の写真が消費者を惹きつけるため,UGP(user-generated photos)の注目度は高まるばかりである。その理由は,文章よりも画像の方が認識の情報処理が容易であることと,文章だけでは伝えにくい感覚的な情報を伝えることができることである。しかし,文章に比べ,写真は特徴を分析しにくいため,効果的なUGPの性質に関する知見が乏しい。本研究は,レストラン・カフェのUGPを対象とし,「H1:適度な商品のズームインは商品魅力を高めるが,過度なズームインは商品魅力を下げる」「過度な商品のズームインの悪影響を観葉植物の背景が緩和する」という仮説を検証した。日本の20-40代の1,600人を対象に,オンライン調査環境でのランダム化比較試験を行った結果,両方の仮説は支持された。基本的には商品のサイズが大きく映る方が高い魅力になるが,過度に商品のサイズが大きいと店の雰囲気が伝わりにくくなる。レストラン・カフェの満足は,店舗の雰囲気も影響を与える。よって,背景に緑が映ることで,店舗の雰囲気を伝え,過度なズームインの悪影響を緩和した。 |
キーワード : ソーシャルメディア UGC UGP 緑 |
ページ : pp. |
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