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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.12 |
保育者におけるサーバント・リーダーシップ |
― カラータイプ理論からの考察 ― |
安藝 雅美 芦屋大学 臨床教育学部児童教育学科 講師 |
山本 邦子 株式会社マグノリア |
発行:2023年11月20日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 日本では保育料の無償化政策に伴い保育施設等に子どもを預けるという社会的ニーズが益々高まり,無認可認可含め保育所設立が増加している。しかし一方で保育者が確保できず保育施設開設を断念せざる負えないという状況が起きている。このような保育者不足問題の背景には様々な要因が考えられるが,その一つに離職率の高さがあげられる。厚生労働省の資料(令和2年)によると,過去に保育士として就業した者が退職した理由は,全体で「職場の人間関係」が3割強(33.5%)で最も多い。これは幼児教育におけるリーダーシップに関わる問題である。しかし,先行研究は少なく,特に大半がインタビュー調査の質的調査での分析であり質問紙調査を実施し統計データをとっての分析は少なく,西田(2021)のみである。本研究では,全国の保育者へのアンケート調査結果を,河野氏が提唱する『カラータイプ理論』を基にクラスター分析を行い,園長と保育者間でのリーダーシップに対する意識の違いや,理想とするリーダーシップの形,特にサーバントリーダーシップについての分析を試みる。保育者の定着やモチベーションの向上,そして職場環境の改善に資する知見が得られることを期待する。 |
謝辞 : 謝辞本研究にあたり,アンケート調査にご協力くださった保育施設の園長先生や保育者の皆様に感謝申し上げます。 |
キーワード : サーバントリーダーシップ カラータイプ理論 保育者 人間関係 意識調査 |
ページ : pp.276-284 |
ファイルサイズ : 804KB |
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