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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.12 |
価値共創のための自己理解とチーム相互理解 |
ー エニアグラムとカラータイプ理論からの考察 ー |
河野 万里子 株式会社色彩舎 代表取締役 |
大島 直彰 株式会社関西テレビハッズ 新規事業推進 |
発行:2023年11月20日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : この研究の目的は,不確実性と複雑性の高い現代社会において起業や新規事業開発で注目されているエフェクチュエーション論理を,心理アセスメントのエニアグラムとカラータイプ理論から考察することで共創への有用性を明らかにするものである。熟達した起業家のアイデンティティ,また日本人のアイデンティティにも触れ,日本社会でエフェクチュエーションを実践的に活用していく上での人間心理,組織心理の理解を検証していくための仮説をつくった。 エニアグラムの「情動」や「突き動かされる動機」,またカラータイプ理論の人間関係,未来志向や多様性を合わせて心理的アプローチをすることで,チーム組織に心理的安全性と共創できる関係性構築ができるではないか?という問いかけである。エフェクチュエーションの5つの行動原則を自己理解から他者理解,そして感情の制御が必要であることも踏まえ,この研究が起業家の育成支援にとどまらず,起業家を支援する側の立場の人にも知見をもたらすのではないかという可能性を探る。 |
キーワード : エフェクチュエーション VUCA 日本人の気質 心理アセスメント 情動 |
ページ : pp.163-170 |
ファイルサイズ : 1,357KB |
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