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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.12 |
クリエイティブ領域における生成AI活用の可能性 |
企業内のChatGPT活用を促進する4段階モデルの提案 |
高越 温子 早稲田大学大学院 経営管理研究科修士課程 |
発行:2023年11月20日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 近年,生成AIの普及が急速に進んでいる。本稿では,2022年11月に公開されて以来,対話形式で活用可能な利便性によって世界ユーザー数が1億人を突破したChatGPTに注目し,クリエイティブ領域におけるChatGPT活用を促進する方法を探る。 先行研究では,企業内でAI活用を促進するステップを1.技術理解 2.プロジェクトのポートフォリオ作成 3.試験プロジェクトの立ち上げ 4.規模拡大に分けた4段階モデルが提唱されている。そこで本稿では,クリエイティブ領域においてChatGPTを活用する3社の事例分析を行い,企業内でChatGPT活用を促進するステップを1.技術理解 2.導入意思決定 3.試験的導入 4.規模拡大の4段階に置き直し,各段階で必要な要素を具体的に考察する。 分析の結果,企業内のChatGPT活用を促進するには,第1段階ではAIに関する専門知識を有する社員,第2段階ではトップや経営陣のコミットメント,第3段階では専任人材の選任,そして第4段階では拡大を支える協力者が必要であることが示唆される。 |
キーワード : ChatGPT 生成AI クリエイティブ マーケティング |
ページ : pp.46-52 |
ファイルサイズ : 629KB |
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