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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.12 |
ビールとノンアルコールビールの深層心理イメージの違いに関する検討 |
― コラージュ法を用いて ― |
伊藤 俊樹 神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授 |
石川 結美子 神戸大学国際人間科学部 学生 |
岡嵜 華佳 神戸大学国際人間科学部 学生 |
山下 美桜 神戸大学国際人間科学部 学生 |
発行:2023年11月20日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : ノンアルコールビールに対する消費者の深層イメージを探り,そのマーケティング戦略を考えるために,「ビールのイメージ」「ノンアルコールビールのイメージ」と題してコラージュ調査を行った。作成されたコラージュに基づき深層面接(depth interview)を行い,結果をKJ法に従って分類した。対象は51名の大学生のうち,ビールの飲用頻度と好意度が高い群5名,低い5名とした。結果は,ビールを飲む人のノンアルコールビールのイメージは,『計画性』『頭の良さ』『落ち着き』『活発』『気分の良さ』『物足りない』であった。ビールを飲まない人のノンアルコールビールのイメージは,『素朴』『天真爛漫』『健康志向』『やすらぎ』であった。ビールを飲む人と飲まない人との間で,ノンアルコールビールのイメージが異なったが,ノンアルコールビールをビールの代替品と捉えるか,ビールとは別物の飲料と捉えるかの違いが深層心理において顕著であることが分かった。 |
キーワード : 消費者の深層心理 深層イメージ ノンアルコール・ビール 深層心理とマーケティング |
ページ : pp.104-110 |
ファイルサイズ : 1,996KB |
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