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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.12 |
3Dプリント食品の消費者受容分析 |
四木 稜馬 東京理科大学 創域理工学研究科 修士課程 |
徐 維那 東京理科大学 経営システム工学科 講師 |
発行:2023年11月20日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 世界中で食品ロスへの関心が高まっている。日本においても同様で世界の年間食糧支援量の約1.2倍にあたる量を出しており,早急な対応が求められている。そこで本来廃棄されてしまっていた可食部分を再利用する3Dプリント食品を用いることで,食品ロス削減へ貢献することが出来ると期待されている。しかしながら,日本における3Dプリント食品の認知度は依然として低いままである。そのため本研究の目的は,食品ロスの対応として期待される3Dプリント食品の消費者受容分析を行い,3Dプリント食品の購買意欲モデルを構築し購買行動に至るまでの心理的要因を明らかにし,マーケティング戦略を提案することである。分析を行う前に,先行研究に基づいて3Dプリント食品の購買意欲に関連すると考えられる仮説を立て概念モデルを構築した。その概念モデルに基づいてSEMを行った。購買意欲に直接影響を与える要因は,有用性の知覚と新規食品への関心であった。また今後3Dプリント食品を普及していくためには,エシカル消費とデジタル・マーケティングの観点を重要視する必要があると考えられる。 |
キーワード : 3Dプリント食品 消費者受容 SEM エシカル消費 デジタル・マーケティング |
ページ : pp.111-117 |
ファイルサイズ : 521KB |
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