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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.12 |
経営におけるパーパスと企業理念(ビジョン・ミッション)の共通点と相違点 |
― パーパスとビジョンは経営のどこに効いているのか ― |
深澤 了 むすび株式会社 代表取締役 |
発行:2023年11月20日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 全国のビジネスパーソン850人に比較的概念として新しいパーパスと以前よりさまざまな指摘が行われてきた企業理念(ビジョン・ミッション)の策定状況や浸透状況などの調査を行った。回帰分析などにより, パーパスと企業理念(ビジョン・ミッション)の概念の違いにさほど大きな違いはなく,前者には「ルール」,後者には「道標」というニュアンスの違いがあることがわかった。回帰分析では,パーパスや企業理念(ビジョン・ミッション)を策定し,社内で浸透の取り組みを行うことで,それが浸透を促し,売上に直結することが指摘できた。また採用活動においてパーパスや企業理念(ビジョン・ミッション)を訴求することで,それが入社時の共感を促し,入社後の活躍人材につながることがわかった。また採用時にパーパスや企業理念(ビジョン・ミッション)を訴求することで,売上に寄与することも指摘できる。つまりパーパスや企業理念(ビジョン・ミッション)の違いに関わらず,企業がそれらを社内で浸透を実行し,採用活動時に訴求することで,売上に寄与する。 |
キーワード : ブランディング 理念浸透 インナーブランディング |
ページ : pp.86-94 |
ファイルサイズ : 404KB |
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