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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.11 |
PRとは何か |
― PR/広報という言葉はどう定義づけられ,どう捉えられているか― |
加藤 恭子 株式会社ビーコミ 代表取締役 |
発行:2022年11月11日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : PRという言葉はPublic Relationsの略語であり,よく聞かれるが人によりその定義や使い方が大きく異なることが多い。自己アピールを自己ピーアールと呼ぶこともあり,自分を宣伝すること,紹介することのような意味合いで使われることもある。本稿では,業界団体の定義,企業広報に関わる人の認識,一般消費者の認識を整理し,その共通項や違いを探るきっかけとするため,まず業界団体による定義を確認した上で,企業広報担当,一般消費者それぞれにオンライン調査を実施した。たとえば米国PR協会では,PRを組織とその公衆の間で相互に有益な関係を構築する戦略的なコミュニケーションプロセスだと定義している。 結果として企業広報担当は業界団体の定義に近い認識を持っていたが,一般消費者は異なる認識を持っているものが多く,PRを宣伝だと捉えているものも多かった。また,PRの訳語としては広報が当てられるが実際には広報とPRを同義だと捉えているものは,広報担当者,一般消費者双方において少数であった。 |
謝辞 : オンラインアンケートに協力くださった方に感謝申し上げる。 |
キーワード : パブリックリレーションズ 広報 広告 宣伝 メディア |
ページ : pp.257-261 |
ファイルサイズ : 668KB |
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