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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.11 |
行動的経験を訴求するイベント広告が消費者の評価に及ぼす影響 |
時間的距離に着目して |
牧野 耀 金沢星稜大学 経済学部 講師 |
瀨良 兼司 京都橘大学 経営学部 講師 |
発行:2022年11月11日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:報告概要 |
要約 : 新製品の受容や顧客経験の向上をもたらす概念として,行動的経験がある。未だに知られていない新興のブランドが消費者に受容されるという機会を想定したとき,実際に触れてみることのできるイベントの機会が,態度や使用意図の形成に対して大きな役割を果たすと考えられる。本研究では,行動的経験の具体性と抽象性の側面に着目して,体験型イベントに関する広告の効果に及ぼす影響を検討した。191名を対象として,男性用スキンケアの新ブランドを体験するイベントに関する広告を用いたオンライン実験を行った。分析の結果,(1)行動的経験を具体的に訴求するイベント広告は,行動的経験を抽象的に訴求するイベント広告よりも,ブランド態度およびイベント参加意向を高め,(2)行動的経験を抽象的に訴求するイベント広告の場合,時間的距離が遠い方が,イベント参加意向を高めることが明らかになった。 |
謝辞 : 本研究は,科学研究費 若手研究「行動的経験の性質・条件の検証とデザイン・マーケティングのプロセスに関する仮説提示」課題番号 20K13625(2020-2022 年度)の支援を賜った研究である。ここに記して感謝の意を表する。 |
キーワード : 新ブランド 広告効果 体験型イベント 解釈レベル理論 ライフスタイル |
ページ : pp.153-154 |
ファイルサイズ : 204KB |
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