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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.11 |
ビジネスコンテストからの事業化は成功するか |
イノベーションと⼈材育成の両⾯からの考察 |
山嵜 未有希 修士課程 |
発行:2022年11月11日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : ビジネスコンテストは,企業のイノベーションを促す仕組みの1つであり,従業員の人材育成にも寄与することが先行研究では指摘されている。ただし,ビジネスコンテストを効果的に実施し,事業化に結び付けるには,組織としての支援体制が不可欠である。 本稿では,ビジネスコンテストを実際に事業化につなげている3社の成功事例を分析し,どのような組織的な支援が成功をもたらすのかを明らかにする。対象事例は,ネスレ日本のイノベーションアワード,リクルート株式会社のRing,株式会社リコーのTRIBUSである。 分析の結果,3つの成功事例には「学習とフィードバック」「実証実験」「非参加者の巻き込み」という共通点があることがわかった。一方,「対象領域の設定」「業務との連動性」の2点に違いがあることも明らかになった。企業が社内ビジネスコンテストを実施する際には,これらの要因に留意することにより,成功の可能性を高めることができる。 |
謝辞 : |
キーワード : 事業提案 新規事業 イントレプレナー 社内ビジネスコンテスト 事例分析 |
ページ : pp.165-171 |
ファイルサイズ : 563KB |
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