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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.11 |
新規事業を創出する経営者分析 |
― 酒販店経営者のイノベーションプロセスの考察 ― |
山本 誠一 大阪国際大学経営経済学部経営学科 准教授 |
発行:2022年11月11日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 経営環境が厳しい酒類小売業者はコロナ禍も重なり休廃業・解散が数多く出ているが,今回ビジネスモデル転換・イノベーションをおこす地域酒類小売業者を取材しその経営手法と考え方を分析した。 そこには手持ち資源とコネクションの活用とチャンスをものにするというブリコラージュ,前進させるためのエフェクチュエーション,そこからコーゼーションへのシフト,この3つの事業理論を切り替えながら,ダイナミック・ケイパビリティの3つのプロセスであるセンシング,シージング,トランスフォーミングを動かすことにより成功へと導いた。 また経営者の持つ気質に着目し,ギブアンドテイクにおけるアザリッシュの気質が重要であり,そこにブリコラージュ,エフェクチュエーション,ダイナミック・ケイパビリティを生みだす根源があり,そして迂回型一気通貰ビジネスモデルの気質が存在するこも明らかになった。 今回の研究で,厳しい環境下において新規事業を創出するための要素とその関係が明らかになり,今後は同じようなケース分析を重ねながらVUCA時代の新規事業を創出する経営分析を進めたい。 |
謝辞 : |
キーワード : ブリコラージュ エフェクチュエーション ダイナミック・ケイパビリティ ビジネス・インプロビゼーション |
ページ : pp.29-35 |
ファイルサイズ : 1,002KB |
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