オーラルセッションの要旨・フルペーパー(報告概要)の閲覧・ダウンロードが可能です。 |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.11 |
顧客満足のためのパラドキシカル・インターナル・マーケティングに関する研究 |
― 石川県金沢市の旅館・由屋るる犀々のケース・スタディ・リサーチ ― |
平岩 英治 北陸学院大学コミュニティ文化学科准教授 |
発行:2022年11月11日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : インターナル・マーケティングとは,組織が従業員に対して行うアプローチであり,特にサービス業では重要な考え方となっている。それは,顧客にサービスを提供するのが主に従業員だからである。また,特にリーダーシップと重なる要素が多く,リーダーシップでは,これまでのリーダーからフォロワー主体に焦点を当てた研究に変化してきている。インターナル・マーケティングにおいても,主体などを変化させた研究が必要であると考えられる。 そこで,本研究では,これまでとは違う従業員へのアプローチにより顧客満足の向上を図る,石川県金沢市の旅館・由屋るる犀々を対象にケース・スタディ・リサーチを行い,インターナル・マーケティングの視点から分析し,次の要素を抽出している。それは,通説とは逆となる,従業員最尊重行動であり,その行動の具現化が,従業員の私生活の重視と従業員間調和の調整,従業員の言葉の受入によるウソやごまかしの抑制の2つである。また,これらの要素をまとめてパラドキシカル・インターナル・マーケティングと呼んでいる。 |
謝辞 : |
キーワード : 透明性の錯覚 自覚状態 チューン リーダー フォロワー |
ページ : pp.172-178 |
ファイルサイズ : 584KB |
>一覧