オーラルセッションの要旨・フルペーパー(報告概要)の閲覧・ダウンロードが可能です。 |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.11 |
ストーリーが企業ブランディングに与える影響 |
―ストーリーと受け手側との関係に着目して― |
紙谷 由美子 株式会社リップル 代表取締役 |
発行:2022年11月11日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 本研究では、ストーリーに影響を与える受け手にはどのような特徴があるのか、1,200人のアンケート調査から、受け手側のどの属性(性格特性big five、挫折経験、克服経験、成功経験、人生観、年齢、性別、年収、子供有無など)がストーリーへの共感やブランド態度変容、口コミに寄与するのか、主要要因の影響度を相関分析で明らかにし、決定木、ランダムフォレスト、回帰分析を用いて検証した。その結果、ブランドストーリーに一番影響を与える属性は人生観であり、中でもブランドへのファンになり得る人は外向性、協調性、誠実性、開放性が高く、神経症的傾向が低いという5因子を持ち合わせており、口コミをしたくなる人の属性としては、開放性が高いことなどが示された。 |
謝辞 : 本文執筆にあたっては、大学院在学中に指導教員である立教大学院人工知能科学研究科 三宅陽一郎特任教授にはたくさんのアドバイスを頂き深く心より感謝申し上げます。本研究のアンケート調査費用は、立教大学大学院人工知能学科に助成していただき、誠にありがとうございました。最後に、アンケート事例に協力してくださった企業の皆様、快くお引き受けくださいましたことに深く感謝いたします。 |
キーワード : ストーリー 物語広告 性格特性 サイコグラフィック属性 ブランド態度変容 |
ページ : pp.155-162 |
ファイルサイズ : 925KB |
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