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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.11 |
地域産品ブランド評価が産地への訪問意向に与える影響 |
外山 昌樹 淑徳大学 経営学部 助教 |
発行:2022年11月11日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 本研究は,消費者による地域産品ブランドの評価が,その産地への訪問意向に与える影響のメカニズムを明らかにすることを目的とした。本研究では,先行研究を踏まえた仮説モデルを提案し,地域産品ブランドの一つである「飛騨牛」を食べたことがある消費者を対象に実施した調査データを基に,共分散構造分析を用いてモデルの妥当性を検証した。その結果,仮説モデルはデータとの適合度も高く,仮定した因果性が確認された。具体的には,地域産品ブランドの機能的イメージと産地消費イメージが,食の観光地イメージを経由し,最終的に産地への訪問意向を高めることが示された。また,産地消費イメージが,直接的に産地への訪問意向を高めることも明らかになった。これらの結果より、地域産品ブランドを活用して観光地ブランディングを行う際には,地域産品ブランドの機能的イメージと産地消費イメージの双方を向上させることが重要である点を見出した。 |
謝辞 : 本研究は,JSPS科研費 JP21K17976の助成を受けたものである。 |
キーワード : 地域ブランド 観光地ブランド 観光地マーケティング |
ページ : pp.131-137 |
ファイルサイズ : 506KB |
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