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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.11 |
スキルシェアの位置付けと持続的幸福度の関係性 |
副業と趣味の比較検討 |
青木 慶 甲南大学 マネジメント創造学部 准教授 |
発行:2022年11月11日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:報告概要 |
要約 : 本研究の目的は,個人知の共有と持続的幸福度のポジティブな関係性について,その有効性を検証し,個人知活用の促進に寄与することである。具体的には,この関係性が収入目的の場合にも成立するのかどうかを,定量的に調査する。本調査ではまず,スキルシェア参画者(n=1031)と非参画者(n=983)の持続的幸福度について比較し,前者が有意に高いことを確認した。そしてスキルシェア参画者内で,副業者(報酬目的)(n=419)とそれ以外の者(n=612)を比較したところ,両者間で持続的幸福度に有意差は確認されず,スキルシェアへの参画の動機づけでは,「報酬」に加えて「他者貢献」についても,副業者が非副業者より有意に高いという結果が示された。さらに,スキルシェア参画への動機づけと,持続的幸福度の関係性について分析したところ,スキルシェア参画者が,楽しみながら他者に貢献することで,持続的幸福度を向上させていることが定量的に示された。 |
謝辞 : |
キーワード : 個人知 シェアリングエコノミー ウェルビーイング PERMA ユーザーイノベーション |
ページ : pp.125-126 |
ファイルサイズ : 185KB |
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