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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.11 |
AI時代の実店舗の消費者行動分析 |
デジタルサイネージの効果検証 |
遠藤 ありす 富士通株式会社 富士通研究所 |
石井 裕明 青山学院大学 経営学部 准教授 |
外川 太郎 富士通株式会社 富士通研究所 |
竹内 駿 富士通株式会社 富士通研究所 |
発行:2022年11月11日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:報告概要 |
要約 : POPは重要な広告ツールとして,長年研究がおこなわれてきた。しかしながら,評価に用いるデータはPOSやアンケートが中心であり,情報の網羅性・客観性に課題が残されてきた。また,これらのデータから得られる情報はほとんどが購買判断後の結果であり,購買判断前の消費者行動はブラックボックスの状態にあった。本研究では,映像認識AIを用いて消費者の行動を分析し,電子POPであるデジタルサイネージが購買判断前の消費者行動に及ぼす影響の解明を試みた。実店舗における実験にて,1万人以上のデータを収集・分析し,POPの存在が当該カテゴリの商品を手に取って確かめる接触行動を促すことを明らかにした。また,AIを用いることにより購買に至るまでの消費者行動が,棚への立ち寄り,棚を見る,棚へ手を伸ばすといった段階で数値化され,店頭におけるカスタマー・ジャーニー管理の可能性が示唆された。 |
謝辞 : 本研究にあたり,調査・分析にご協力いただきました株式会社リテールパートナーズ様に心より感謝申し上げます。 |
キーワード : POP 購買前行動 カスタマー・ジャーニー 商品接触 |
ページ : pp.255-256 |
ファイルサイズ : 231KB |
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