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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.11 |
創造的中小企業におけるIMCの先行要因と帰結 |
企業家的志向・ブランド志向・市場志向および事業成果との関係 |
柴田 伊寿実 修士課程 |
本條 晴一郎 静岡大学学術院工学領域 准教授 |
発行:2022年11月11日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:報告概要 |
要約 : IMCはブランド志向や市場志向を先行要因として持ち,帰結としてブランド成果や財務成果に効果を持つことが知られている。しかし,社会経済を支える中小企業を念頭に置くと,IMCがどの時間区分の事業成果に影響を及ぼすかは不明確であり,なおかつ中小企業の駆動力となっている企業家的志向とIMCの関係は明らかではない。本研究では,東海工業地域における創造的中小企業を対象にアンケート調査を行い,IMCの実装とその先行要因としての志向性,帰結として事業成果との関係について包括的な影響関係を定量的に示した。その結果,IMCの実装は見込客開拓成果,単年事業成果,継続財務成果のすべてを向上させること,企業家的志向はブランド志向と先行型市場志向を経由することでIMCの実装に寄与していることが示された。このことによりIMCへの投資が正当化されたとともに,ブランドや顧客ニーズとアントレプレナーシップとの間の関係が新たに見出された。 |
謝辞 : 本研究はJSPS科研費 JP18K12878、22K01762の助成を受けた。本研究の実施にあたり、静岡大学学術院工学領域小杉素子先生に、多大なるご支援とご助言をいただいた。ここに記して謝意を表したい。 |
キーワード : 統合マーケティング アントレプレナーシップ 革新性 リスク負荷 経営効果 |
ページ : pp.163-164 |
ファイルサイズ : 421KB |
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