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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.11 |
採用ブランディングの理論と実際の乖離に関する調査研究 |
採用ブランディングの効果を最大化するために |
深澤 了 むすび株式会社 代表取締役 |
発行:2022年11月11日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 採用活動に関わったことのあるビジネスパーソン640人にインターネットにて採用ブランディングに関するアンケートを行った。採用ブランディングを実践している実践企業と非実践企業に分け,クロス分析を行い,その後回帰分析を行った。実践企業での効果は「認知度向上」(39.9%),「ターゲティングの明確化」(53.5%),「採用フローの明確化(36.1%)」,「競合との差別化」(36.5%)が見られ,これまで言われていた採用ブランディングの効果では実践企業で, 「応募者の質(21.9%)」,「内定承諾率が向上(19.4%)」,「採用予算の抑制(14.6%)」,「競合他社ではなく自社への入社が増えた(9.0%)」であった。入社後の活躍は採用時の理念共感と因果関係にあり(.643,P<.01), 「採用ブランディングを正しく理解している」(.438,P<.01)ことは採用ブランディングの実践に因果関係にあることがわかる。採用ブランディングの実践企業は増え,満足できる効果も出ているが,もっと理論を知り,実行すれば理論通りの大きな効果を享受することができると言える。 |
謝辞 : |
キーワード : 採用ブランディング 理念浸透 インナーブランディング |
ページ : pp.200-208 |
ファイルサイズ : 633KB |
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