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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.11 |
循環型共生社会を目指した市民へのコミュニケーションモデルの導出 |
分散型インフラの普及に向けて |
長尾 雅信 新潟大学人文社会科学系准教授 |
八木 敏昭 新潟大学人文社会科学系産官学連携研究員 |
勝見 一生 新潟大学自然科学研究科前期課程 |
荻野 祐己 新潟大学自然科学研究科前期課程 |
南雲 航 新潟大学自然科学研究科前期課程 |
発行:2022年11月11日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 人口減少下における循環型共生社会構築には分散型インフラの普及が欠かせない。水環境においては、浄化槽の普及が持続可能な社会の実現に寄与しうる。一方で市民にはその効用が十分に理解されず,合併処理浄化槽推進の合意形成にも課題を有する。この背景のもと,本研究は浄化槽に係る意識調査を実施し,コミュニケーションモデルの導出を目指した。 研究の第一段階として,文献調査ならびに自治体の水処理担当部署および施工業者に対しインタビューを実施し,社会的ジレンマソリューションに向けた仮説を立案した。第二段階では,地域住民に向けアンケート調査を行い,立案した仮説を検証するとともに,社会的ジレンマソリューションの構造解明を目指した。 これにより住民のコミュニケーション構造モデルをデザインし,各々の関係性,影響力等を共分散構造分析によって明らかにした。さらに浄化槽普及に向けた住民へのコミュニケーション施策に言及することができた。 |
謝辞 : 本研究は科学研究費助成事業(課題番号21K18788)および公益財団法人 日本環境整備教育センターの研究助成を受けて行われた。 |
キーワード : 浄化槽 社会的ジレンマソリューション コミュニケーション構造モデル SDGs |
ページ : pp.69-76 |
ファイルサイズ : 623KB |
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