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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.10 |
チャリティ・クラウドファンディングの日中比較研究 |
― お茶製品の事例を中心に ― |
段 送爽 関西学院大学 経営戦略研究科 |
発行:2021年10月29日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 本研究は日本と中国のお茶製品に関するチャリティ・クラウドファンディング6事例を比較分析する。異なる文化的コンテクストにおけるチャリティ・クラウドファンディングを比較することによって,それぞれの組織が社会的責任や社会的価値をどのように認識しているかも明らかになる。メッセージ・フレーミングおよびメッセージ・ターゲティングの理論によれば,クラウドファンディングの文章の内容は「ゲイン/自己」「ゲイン/他者」「ロス/自己」「ロス/他者」の4つに分類できる。ここではそれぞれのケースにメッセージ・フレーミング理論を応用し,分析していく。研究の結果,日本のチャリティ・クラウドファンディングはゲイン・フレームとロス・フレームをクロスオーバーして用いて,参加者が製品の特長と品質から得られるベネフィットを強調する傾向があることがわかった。他方,中国のチャリティ・クラウドファンディングはゲイン・フレームのみを用いて,参加者に精神的報酬を強調する傾向がある。 |
謝辞 : |
キーワード : CSR コミュニケーション メッセージ・フレーミング メッセージ・ターゲティング 社会的価値 |
ページ : pp.243-250 |
ファイルサイズ : 509KB |
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