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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.10 |
アイデア創出とナラティブとの相互関係 |
文献研究と実務家インタビューからの仮説構築 |
大野 幸 早稲田大学大学院 経営管理研究科 |
発行:2021年10月29日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 近年,コモディティ化が進むビジネスの中で,マーケターのみならず,企業の経営者もスタートアップの起業家も画期的なアイデアを常に求め続けている。独創的なアイデア創出は,ビジネスの成否を分ける重要な要因である。 本稿の目的は,アイデアを創出するだけでなく,創出されたアイデアの独創性をより高め,成功確率を上げる手法についての新たな仮説を構築することである。まずアイデア発想法に関する文献研究を行い,先行研究で示されたアイデア発想法を整理したところ,発想段階に比べて,アイデアのブラッシュアップはあまり議論されていないことが分かった。 そこで,日常的にアイデア創出に関わる実務家12名にインタビュー調査を実施し,アイデアをより独創的なものにする工夫や,成功するアイデアと失敗するアイデアとの違い等を尋ねた。 その結果,独創的なアイデアを創出し,さらに独創的なものに磨き上げるための5つの仮説が導かれた。とりわけ顧客視点の物語(ナラティブ)がアイデア段階から内在していることが成功の鍵となる可能性があることが示唆された。 |
謝辞 : |
キーワード : アイデア創出 ブラッシュアップ 独創性 ナラティブ 顧客視点 |
ページ : pp.323-328 |
ファイルサイズ : 444KB |
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