オーラルセッションの要旨・フルペーパー(報告概要)の閲覧・ダウンロードが可能です。 |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.10 |
リハビリテーション専門職の活用による医療サービスの革新 |
先進事例の複数ケーススタディ |
杉 直征 早稲田大学大学院 経営管理研究科 |
発行:2021年10月29日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 本稿では,リハビリテーション関連専門職(以下,リハ専門職)が,病院経営により積極的に関わることによってもたらされうる医療サービスの革新の可能性について考察する。リハビリテーションは,患者の早期離床や機能回復,平均在院日数の短縮等を通じて,病院経営と医療財政に大きな影響を与える。しかし現状では,多くの病院において,リハ専門職が病院経営や医療サービスの向上に十分に活用されているとは言い難い。 そこで,リハ専門職の活用に積極的に取り組む先進的な事例を分析し,その特徴を明らかにする。取り上げるのは,近森病院,亀田総合病院,北原病院の3病院である。事例分析の結果,いずれのケースにおいても,リハ専門職が病院の経営理念や方針に沿って専門性を発揮し,業界内の知名度を高め,平均在院日数も全国平均より大幅に短縮できていた。リハ専門職を活用した医療サービスの革新を実現するには,チーム医療体制,教育システム,事業化の仕組みを確立させることが必要であることも明らかになった。 |
謝辞 : |
キーワード : 病院経営 医療サービス リハビリテーション 事例研究 教育システム |
ページ : pp.92-99 |
ファイルサイズ : 596KB |
>一覧