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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.10 |
エフェクチュエーションのWho I amの発見方法 |
アルバムセラピーの活用を中心に |
川村 さゆり 株式会社夢ふぉと 代表取締役 |
佐藤 善信 関西学院大学 経営戦略研究科 教授 |
発行:2021年10月29日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 本研究は,夢ふぉとの創業者である林(川村)さゆり氏が考案したアルバムセラピーが,女性起業家が自分の事業の定義を行ったり,パーパス・ミッションを定義したりする際にどのような役割を演じるのかを明らかにすることを目的としている。特に,林氏が考案したアルバムセラピーは,Sarasvathy (2001, 2008)が発見したエフェクチュエーションの論理の中核を占める‟Who I am”,‟What I know”,‟Whom I know”という3つの手持ち資源を再発見する格好の方法であると考えられる。さらに,アルバムセラピーは,男性社会の中でオーセンティシティ(自分らしさ)を純粋に発揮することが困難な女性起業家や女性起業家予備軍にとっては,起業目的を設定する際に不可欠の手法であると考えられる。 本研究は,アルバムセラピーを中心として,それとエフェクチュエーションとの関連性,オーセンティックな起業動機の探索との関連性,さらにはソーシャル・アントレプレナーシップとの関連性について考察する。 |
謝辞 : この度は、共著ではありますが私にとっては初めての論文になります「エフェクチュエーションのWho I amの発見方法 ― アルバムセラピーの活用を中心に ―」を採択頂き誠にありがとうございます。心から感謝申し上げます。今後の社会の中での女性の社会進出に伴う自立や自己実現、女性の起業を後押しするツールと成り得れば幸いです。 |
キーワード : アントレプレナー ママプレナー フォトセラピー ソーシャルビジネス 女性起業家 |
ページ : pp.280-287 |
ファイルサイズ : 780KB |
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