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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.10 |
都市近郊ワイナリーのマーケティング事例 |
―京阪神のワイナリーの比較研究― |
出野 和子 関西学院大学経営戦略研究科 研究科研究員 |
発行:2021年10月29日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 国内のワイン消費量は年々増加しているが,その大半は輸入に頼っている。国内には大小三百を超えるワイン醸造所があるが,国産ぶどうのみで作られた日本ワインは全体の消費量の5%にも満たない。国際的に評価される高品質なワインも多く製造されるようになっているが,安価な輸入ワインが手軽に購入できる中,各ワイナリーが発展するためには日本ワインの価値を顧客に伝え,継続的な需要を確保する必要がある。 本稿は,大都市からアクセスが容易な京阪神のワイナリーについて,顧客や地域との関係性やブランド戦略を比較し,地元ワイナリーとして顧客に提供している価値を明らかにする。また,ワイナリーの成功事例と比較することで継続的な需要を生み出すための課題について示唆し,今後の戦略について方向性を示すことを目的とする。 |
謝辞 : 本稿の執筆にあたり、インタビューにご協力いただきました丹波ワイン株式会社 代表取締役 黒井 衛様、一般財団法人神戸農政公社 ワイン事業部課長 末松 勢二様 、ワイン事業部 安東 香織様、カタシモワイナリー直売所の皆様に心より感謝申し上げます。 |
キーワード : 日本ワイン SDGs 地域ブランド ツーリズム 価値共創 |
ページ : pp.135-141 |
ファイルサイズ : 539KB |
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