オーラルセッションの要旨・フルペーパー(報告概要)の閲覧・ダウンロードが可能です。 |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.10 |
ハンズオン・ラーニングのパフォーマンス評価への営業の価値授受モデルの適用 |
向井 光太郎 関西学院大学 准教授 |
発行:2021年10月29日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : インタラクティブなコミュニケーションを重視する昨今の大学教育に,人的接触を伴う営業活動において授受される価値体系モデルを適用することで,大学生のあらゆる学びの活動を評価する新たなパフォーマンス・マネジメント手法を提案する。具体的には,ハンズオン・ラーニングのパフォーマンスを成績評価に計上するために,「練達する価値」と「奉仕する価値」の2つの価値項目に大別して可視化した。さらに,「練達する価値」を5つの価値にさらに体系化し,それぞれ「情報価値」「経験価値」「スキル価値」「探究価値」「モチベーション価値」とした。「奉仕する価値」においても5つの価値に体系化し,「アドバイス価値」「サポート価値」「コーディネート価値」「関与価値」「コネクション価値」とした。ハンズオン・ラーニングの学びのプロセスを,大学生が教育プログラム上で発揮する機能および活動スタイルをミックスした価値授受モデルで可視化し,高等教育の学修評価にマーケティング・アプローチを導入することを試みた。 |
謝辞 : 本研究は、2,000年から中西正雄教授(当時:関西学院大学商学部教授、現関西学院大学名誉教授)と共に継続してきた顧客価値創造型営業モデル高等教育への適用にチャレンジしたものです。自らの現場である大学内外の教室で対峙する大学生の教育水準を向上させるために、今後も研究に励みたい所存です。 |
キーワード : 営業活動 顧客価値 教育 ハンズオン・ラーニング |
ページ : pp.259-264 |
ファイルサイズ : 564KB |
>一覧