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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.10 |
日本酒市場の将来性に影響を及ぼすマーケティング戦略の分析 |
若手蔵元に対するエフェクチュエーション論理の可能性について |
中井 次郎 THREE AND ディレクター |
佐藤 善信 関西学院大学大学院経営戦略研究科・教授 |
発行:2021年10月29日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 本研究の目的は,日本酒市場の改革をリードしてきた代表的な若手蔵元の事業戦略とマーケティング戦略との関連性の分析を行い,新市場カテゴリーの創造に必要な事業戦略とマーケティング戦略を明らかにすることである。ケース・スタディ方式による調査をもとに分析を行った結果,事業の成長段階が進むにつれ,既存のマーケティング理論による事業戦略フレームとの間に齟齬が生まれ,市場が不確実性の高い環境に直面していることが明らかとなった。また,若手蔵元の意思決定手段においても,事業承継者としての動きではなく,起業家としての要素が大きいことが明らかとなり,その状況に適合したマーケティング戦略を補完するエフェクチュエーション論理の可能性を示した。 |
謝辞 : コロナによる影響で業界自体が切迫する中,2度にわたる調査を快く受け入れてくださった,剣菱酒造の白樫社長に感謝を申し上げます。 |
キーワード : 日本酒市場 事業戦略 マーケティング戦略 若手蔵元 エフェクチュエーション |
ページ : pp.149-156 |
ファイルサイズ : 749KB |
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