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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.10 |
B2Bマーケティングにおけるクチコミの有効性 |
システマティックレビューに基づく知見と課題 |
石井 隆太 立命館大学 経営学部 准教授 |
菊盛 真衣 同上 |
発行:2021年10月29日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:報告概要 |
要約 : 過去20年間の研究によって,B2Cマーケティングだけではなく,B2Bマーケティングの分野においても,クチコミは,購買意思決定において極めて重要な役割を果たしているということが示されてきた。例えば,買手企業の購買担当者は,新しいサプライヤーを探したり,新しい原材料や部品を評価したりする際に,自社の社員や自社外の企業から得られるクチコミ情報を参考にすることが多い。さらに,B2B業界では,売手企業は自社製品やサービスを宣伝する手段としてクチコミを活用する,レファレンスマーケティングに積極的に取り組んでいる。しかし,クチコミに関する既存のレビュー論文はいずれも,B2Cマーケティングの文脈に焦点を合わせており,B2Bマーケティングにおけるクチコミに関するレビュー論文は,未だ刊行されていない。そこで本論は,システマティックレビューの手法を用いて,B2Bマーケティングにおけるクチコミに関する研究の現状を概観し,これまでの研究知見について議論すると共に,今後の研究課題を明確化することを目的とする。 |
謝辞 : 本研究は,JSPS科研費18K12883の助成を受けたものである。 |
キーワード : WOM レファレンス 企業間推奨 サプライヤー選定 組織購買行動 |
ページ : pp.349-350 |
ファイルサイズ : 186KB |
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