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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.10 |
メディア表現から観るジェンダー規範の変遷と展望 |
価値意識の変化と出生率 |
武本 隆行 長岡大学 経済経営学部 准教授 |
発行:2021年10月29日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : ジェンダー不平等の解決には〈価値観の更新・意識の再構築〉が極めて重要となる一方,誰もが何がしらのアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)を持つため,その進展が難しいのも確かだ。ただ,時代の潮流を色濃く反映する雑誌記事と広告表現の分析を進めると,2006年を境に社会の空気が大きく変わってきたことがわかる。即ち,関連法の整備以上に「1.25ショック」など出生率に関する問題がジェンダー規範に大きな影響を与えることを示す。そしてコロナ禍の今,21年が「ベビーショック元年」として刻まれる程に出生数の急降下が予測される。労働力や社会保障財源の不足,過疎地域の拡大などに直面するだけに,ジェンダー意識の変革は喫緊の課題であると同時に誰もが当事者の問題である。 |
謝辞 : |
キーワード : アンコンシャス・バイアス 価値観の更新 意識の再構築 2006年 1.25ショック |
ページ : pp.41-49 |
ファイルサイズ : 831KB |
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