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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.10 |
文化の輸出 |
日本食品企業の米国市場における商品普及プロセス |
中野 杏実 - |
稲葉 祐之 国際基督教大学 教養学部 上級准教授 |
発行:2021年10月29日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 本稿は,うまみ調味料・緑茶・しょうゆといった文化的要素の強い商品の米国市場での普及プロセスを,ヒストリカル・ケーススタディによって製品ライフサイクルの段階ごとに分析したものである。分析の結果,日本の食品企業が日本由来の食品を持って米国市場に進出する際,進出市場に類似の商品が存在しない場合に有効なマーケティングの静態的特徴として,主力商品の標準化,広告宣伝における標準化と適応化の両立,高品質・高価格のポジショニング,現地嗜好への柔軟な対応,また動態的特徴として,段階的なターゲットの拡大,段階的な商品ラインナップの拡充,段階的な流通場所の拡大,進出段階に伴った柔軟な適応化マーケティングという8点を提示した。 |
謝辞 : |
キーワード : 文化的要素の強い食品のマーケティング 標準化 適応化 製品ライフサイクル |
ページ : pp.251-258 |
ファイルサイズ : 663KB |
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