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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.9 |
都市ブランディングにおける行政広報に関する一考察 |
ブランド化が目的ではない |
北見 幸一 東京都市大学 都市生活学部 准教授 |
発行:2020年12月16日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 本研究の目的は,都市ブランディングにおいて,地方自治体の行政広報はどのようなことに重点を置くべきなのかを明確にすることである。実際に自治体における広報活動および都市ブランディングの状況を明らかにするため,自治体に対してアンケート調査を実施。都市ブランディングの自己評価と都市ブランディングの重視点の関係を検証するために,自己評価のデータを目的変数に,因子分析による7因子の因子得点を説明変数として重回帰分析をおこなった。その結果,特に都市ブランディングにおいては「シビックプライド」の醸成,すなわち,市民がその都市に誇りを持ち,自分自身が主体的に地域経営に参画し,その地域を良くしていこうとする意識の醸成が重点を置くべきということが示唆された。研究結果を考察すると,行政広報は,市民のシビックプライドの醸成や,市民の地域参画総量の向上を目的とすべきであり,都市ブランディングはその目的のための有効な手段なのである。 |
謝辞 : 本研究の調査にご協力いただきました地方自治体の広報責任者の皆様方に,厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。 |
キーワード : 都市ブランド 地域ブランド シビックプライド 因子分析 |
ページ : pp.89-96 |
ファイルサイズ : 500KB |
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