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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.9 |
ソーシャルメディア上で拡散・共有された広告情報の効果に関する実証研究 |
一般消費者が拡散・共有した広告情報の受信者側の効果 |
渋瀬 雅彦 法政大学大学院 経営学研究科 |
発行:2020年12月16日 |
分類:博士単独報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : ソーシャルメディアの浸透を背景として,一般消費者による広告情報の拡散・共有行動は,クリエイティブ制作やインフルエンサーマーケティングなど,さまざまな観点から注目を集めている。一方で,他者から拡散・共有された広告情報を受け取った受信者側における効果に関する研究知見は少なく,実験室調査に偏重している。本研究では,スノーボール・サンプリングを援用したフィールド実験を行い,日常生活における情報接触環境における人的な特性や相互作用に着目して,受信者における効果の規定要因を見出すことを目指した。分析の結果,広告態度に対して送信者との紐帯が作用すること,購買意図に対して送信者との類似性が作用することなどが示された。一方で、人的特性である送信者の信頼性の影響は確認できず,ソーシャルメディアを介した一般消費者によって拡散・共有された広告情報の効果は、送信者との紐帯や類似性などが影響することが示された。 |
謝辞 : 本研究はJPM2019プロモーショナル・マーケティング研究助成論文の助成を受けて進められた。また指導教官である法政大学の竹内淑恵教授から貴重なご助言をいただいた。ここに記して感謝したい。 |
キーワード : インフルエンサー 広告コミュニケーション効果 ソーシャルメディア 他者への拡散・共有 送信者の類似性や紐帯 |
ページ : pp.368-376 |
ファイルサイズ : 559KB |
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