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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.9 |
テレワークに関する実証分析 |
― どのような属性のひとがテレワークをしているのか ― |
宗 健 大東建託賃貸未来研究所長 |
発行:2020年12月16日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : テレワークの実施状況等について、6月に全国を対象として2,070名の回答を得た「新型コロナウイルスによる住まいの意識変化やテレワーク実施状況調査」データと3月に全国を対象として約19万名の回答を得た「いい部屋ネット街の住みここちランキング2020」の個票データを突合し、記述統計分析とロジスティック回帰分析を行ったところ、以下のような結果が得られた。 テレワークを行っているのは高学歴で年収の高い正社員ホワイトカラーが中心で実施率は20%程度と限定的である。単純な集計では大都市部のテレワーク実施率が高くなっているが、これは地域性ではなく、大都市のテレワークに適した仕事が多いことが影響している。 また、テレワークを実施している人々と実施していない人々で人的ネットワークの分断が起きていることも示唆されている。今回の結果はマーケティングや街づくり等に貢献できる結果であり、今後継続調査を行うことでさらに新たな知見が得られる可能性がある。 |
キーワード : テレワーク 個人属性 ロジスティック回帰 |
ページ : pp.148-156 |
ファイルサイズ : 441KB |
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