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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.9 |
デジタル時代におけるインタラクションによる価値と関係性の再構築 |
短期視点のデジタル活用から長期視点への変革 |
田村 修 東京理科大学大学院経営学研究科非常勤講師 |
発行:2020年12月16日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : デジタル技術のマーケティングへの導入は,インターネット広告に代表されるように効率化とOne to One化を促進した。 しかし,デジタル技術の活用目的を,効率を重視したOne to One活用に限定してしまうと,その活用方法はニーズが顕在化した顧客に対する短期的なアプローチに陥りやすい。さらに,短期的な施策は企業と消費者の長期的な関係性構築には寄与せず,逆にブランドの希薄化を招く恐れがある。 本稿では,マーケティングにおけるデジタル活用を短期的な施策にとどめるのではなく,長期的な“消費者と企業の価値と関係性の構築”にも活用していくために,先行する企業のデジタル活用ケーススタディーから「デジタル時代の価値と関係性の構築モデル」を考察する。 また,その過程の中で得られたデジタル時代に必要とされるセールス,マーケティング,ブランドのあらたな包括関係についての示唆にも言及する。 |
謝辞 : この論文は,東京理科大学専門職大学院経営学研究科に在籍していた時の研究をもとにしたものです。当時の指導教員である荻野誠教授,橘川武夫教授には多大なるご支援とご指導をいただいたことを感謝申し上げます。また,当時の副査であった日戸浩之教授,並びにアドバイザーの生越由美教授には適切な助言をいただき感謝申し上げます。事例研究において,SlackJapan(株)エグテクティブパートナー関孝則氏,並びに株式会社楽天ジャパンアドビジネス統括部バイスジェネラルマネージャー林孝憲氏には多忙の中インタービューに応じていただいただけでなく,多くの助言をいただいたことを感謝申し上げます。ありがとうございました。 |
キーワード : デジタルテクノロジー ブランド構築 インタラクション 共創 |
ページ : pp.242-249 |
ファイルサイズ : 603KB |
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