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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.9 |
日本の地ビールメーカーの地域的分布と設立母体組織の特徴 |
地ビール産業の発展第1期を中心に |
畢 滔滔 立正大学 経営学部 教授 |
発行:2020年12月16日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 本研究は,日本における地ビール産業の発展が地域の活性化に及ぼす影響を検討するための予備研究である。本稿は,日本の地ビール産業の発展に最も重要な役割を果たした,発展第1期(1995~2000年)に設立された地ビールメーカーに注目し,それらの企業の地域的分布および設立母体組織別の特徴について検討した。得られた知見は4点にまとめられる。第一に,地理的分布の特徴から,地域の活性化こそが,1990年代後半に多くの企業・団体が地ビール製造業に参入する動機となったことが推察される。第二に,1990年代後半地ビールメーカーを設立した母体組織のタイプ・業種は多岐にわたっており,そのうち最も積極的な組織は,①酒類製造・販売企業,②地域振興組織,③観光事業・観光施設経営企業,④食品製造販売・レストラン経営企業であった。第三に,酒類製造・販売企業,観光事業・観光施設経営企業,食品製造販売・レストラン経営企業が設立した地ビールメーカーが高い生存率を示した一方,地域振興組織が設立した地ビールメーカーの生存率は,全国平均とほぼ同水準であった。第四に,食品以外の製造・販売企業などが設立した地ビールメーカーの生存率は,全国平均を下回った。 |
謝辞 : 本研究は,科学研究費補助金(基盤研究(B)(一般)「DMOの利害調整方式への地域産業構造の影響の解明:米国観光都市間の比較事例研究」2018-2020年度,課題番号:18H00910)の支援を受けて実施されたものである。ご支援を賜ったことに深く御礼申し上げる。 |
キーワード : 規制緩和 地域の活性化 事業の多角化 |
ページ : pp.189-197 |
ファイルサイズ : 695KB |
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