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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.8 |
化粧品市場におけるパーソナライズ化の多様性 |
―対人関与軸と共創軸によるフレームワークの提案― |
堀木 聡 早稲田大学大学院 経営管理研究科 |
発行:2019年11月26日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : インターネットとスマートフォンの普及により,消費者個々の情報を把握し,消費者個々に最適化したソリューションを提案するパーソナライズドマーケティング(personalized marketing)の動きが活況化している。本稿は,パーソナライズドマーケティングがもっとも先行している化粧品市場に注目し,各社の事例を検討したうえで,インプットとしてのセンシングの対人関与とアウトプットとしてのソリューションの共創という2つの次元で類型化した概念フレームワークを提案する。 この2軸のフレームワークで整理した結果,多くの化粧品メーカーはスマートフォンのアプリ等を活用したセルフ型かつ既存商品の推奨型のパーソナライズ化を行っていることがわかった。一方,セルフ型ながらもソリューションを共創してパーソナライズする資生堂のOptune,カウンセリング型かつ共創型という,もっともパーソナライズ化されたポーラのAPEXのように,パーソナライズ化にも多様性が認められることが明らかになった。 |
キーワード : パーソナライズ 化粧品市場 対人関与 共創 フレームワーク |
ページ : pp.133-139 |
ファイルサイズ : 465KB |
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