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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.8 |
消費文化理論(CCT)の射程と意義 |
朝岡 孝平 一橋大学大学院 経営管理研究科 特任講師 |
発行:2019年11月26日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:報告概要 |
要約 : 本報告では,消費文化理論(Consumer Culture Theory, 以下,CCTと略記)の諸文献をレビューし,CCT研究の射程の広がりや消費者行動/マーケティング研究者や実務家にとってCCTが持つ意義を検討する。CCTとは,製品やサービスにまつわる様々な文化的側面を持つ消費者の行為とそれに関わる現象について,それが生じるメカニズムや消費者にとっての意味を明らかにし理論化しようとする研究領域である。本報告ではまず,既存研究で整理されたCCTの4つの研究プログラムについて概観する。次に,近年のCCT研究の射程の広がりとして,(1) 市場システムダイナミクス,(2) 消費のポリティクス,(3) 技術への注目という3つの研究群について紹介を行う。これらを踏まえて,CCT以外の研究者やマーケティングの実務家にとってCCTが持つ「消費者やマーケティング現象を理解することに役立つ」という意義を説明し,今後の研究課題についても述べる。 |
謝辞 : |
キーワード : 消費者行動論 文化 定性 レビュー論文 |
ページ : pp.69-70 |
ファイルサイズ : 226KB |
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