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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.5 |
コーチング型マーケティングの提唱 |
コーチングにおける関係性構築に着目した リレーションシップ・マーケティング |
出野 和子 |
発行:2016年10月12日 |
分類:博士単独報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : リレーションシップ・マーケティングの重要性は認識され,多くの研究がなされているが,どのように関係性を構築するかというプロセスについては確立されたフレームワークは現時点では見当たらない。 筆者は,関係性構築をコーチングに照らし合わせて分析することが可能と考えた。コーチングは日本においても有効性が認識されはじめ,人材育成の一環として社員研修に導入する企業が増えてきている。一般的には,コーチングはコミュニケーション能力の向上やモチベーション向上を目的として実施されるが,本来の目的は,クライアントの答えを引き出し,本人が望む結果を得るよう支援することである。クライアントとの信頼関係を築き,共にセッションを創り上げるコーチングは,企業と顧客との関係性構築の起点となるサービス・エンカウンターに従事する者にとって学ぶべき手法であると考えられる。 本稿においては,リレーションシップ・マーケティングの中でも特に「関係性構築」に焦点を絞り,コーチングにおけるプロセスを適用した関係性構築について考察する。 |
謝辞 : |
キーワード : 価値共創 サービス・エンカウンター 信頼関係 |
ページ : pp.404-413 |
ファイルサイズ : 699KB |
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