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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.8 |
「成人病」から「生活習慣病」へ |
言説置換に関するマクロ・ソーシャル・マーケティング研究の可能性 |
石澤 泉 首都大学東京大学院経営学専攻博士後期課程 |
発行:2019年11月26日 |
分類:博士単独報告 |
掲載形態:報告概要 |
要約 : 近年,健康と幸福に対するソーシャル・マーケティングの影響が注目されている。本研究では,マクロな社会現象を捉える方法として言説分析に注目し,「成人病」から「生活習慣病」への言説置換に焦点を当ててヘルスケア消費の形成と変容を分析する。新聞記事のテキストマイニングの分析の結果,ヘルスケア消費の形成と変容において,自らの行為の調整による責任の個別化と,市場合理性と行政の相互作用による創発が示される。このことは,商業マーケティングの応用を中心に展開されてきたソーシャル・マーケティング研究に対してマクロ的視点の重要性を提示するとともに,今日の政策課題であるヘルスケア消費に対しても,批判的な考察の視点を提供する。 |
謝辞 : |
キーワード : 生活習慣病 マクロ・ソーシャル・マーケティング 言説分析 新自由主義 システムアプローチ |
ページ : pp.379-380 |
ファイルサイズ : 246KB |
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