オーラルセッションの要旨・フルペーパー(報告概要)の閲覧・ダウンロードが可能です。 |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.5 |
ブランドの本物感 |
構成要素の類型とカテゴリー傾向 |
田中 祥司 |
髙橋 広行 同志社大学 商学部 准教授 |
発行:2016年10月12日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:報告概要 |
要約 : 本研究は,製品やサービスに対して消費者が主観的に感じる本物(Authenticity)を「本物感」として捉えて議論を展開するものである。最初に,先行研究を通じて,本物感構成要素を検討した後,消費者アンケートの回答をコーディングすることで探索的に21の要素を抽出した。次に,当該要素を反映した尺度を設計し,量的調査を実施した。当初,132項目21要素であったが,尺度の適合度を維持しつつ,精緻化を重ねていくことで最終的には,42項目11要素を抽出するに至った。その後,その構成要素間の関係を,多次元尺度法を通じて検討することで,要素は「製品に直接関連する要素-製品を取り巻く要素」と「観察可能な要素-観察不可能な要素」という2つの座標軸で表せられる4象限のいずれかにプロットされることを明らかにした。さらに,製品カテゴリーと11要素との関係について因子得点を用いて確認し,製品カテゴリー毎に重視される要素を明らかにした。最後に,本研究のまとめと今後の研究課題について言及する。 |
謝辞 : |
キーワード : 本物感 ブランド 尺度開発 |
ページ : pp.40-42 |
ファイルサイズ : 252KB |
>一覧