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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.8 |
寡占市場における参入企業の共存戦略 |
低価格航空会社(LCC)の市場参入のケース |
重谷 陽一 関西学院大学経営戦略研究科 博士課程学生 |
発行:2019年11月26日 |
分類:博士単独報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 米国で産声をあげた低価格航空会社(LCC:Low Cost Carrier)は各国の規制緩和や新興市場での航空需要の伸びを背景に市場での存在感を増してきた。日本においては前世紀末前後に北海道国際航空(エアードゥー)やスカイマークなどが大手の寡占状態に風穴をあけるべく市場参入したが,大手の参入阻止行動により商業的には失敗に終わり,現在は大手航空会社の傘下で事業を継続せざるを得ない状況となっている。一方,2010年代に市場参入したピーチアビエーションなどのLCCは市場での存在感を増してきている。本稿では競争戦略論の枠組みでLCCの市場参入戦略を検証し,後発且つ生産量・財務規模共に小規模であるLCCが寡占市場に参入し持続的に事業を継続するための戦略を探る。 |
謝辞 : |
キーワード : 競争戦略 航空業界 LCC 市場参入 寡占市場 |
ページ : pp.409-416 |
ファイルサイズ : 485KB |
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