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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.5 |
個々の生活者がコンテキストに応じて広告情報の提示タイミングを自己コントロール可能なサービスの試作とその評価 |
横山 誠 |
村上 貴彦 東京工科大学大学院 バイオ・情報メディア研究科 博士後期課程 |
陌間 端 東京工科大学大学院 バイオ・情報メディア研究科 客員研究員 |
上林 憲行 東京工科大学大学院 バイオ・情報メディア研究科 教授 |
発行:2016年10月12日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 生活者と広告主の双方が,インターネット広告の「タイミング」と「内容」を問題に感じている。36.5%の生活者が広告目的に収集された履歴情報の漏洩に不安で,スマートフォン利用中接触した広告の86%が,内容を理解せずスルーしたと予備実験で示された。生活者のコンテキスト(状況)に応じた広告は,広告主・広告メディア側のみの努力では構造的・倫理的に不可能である。そこで,広告を再定義し生活者・広告主にとっての広告の価値を増大させる「(1)広告個受サービス」「(2)個告個受サービス」を考案した。(1)は,広告受信時,生活者が管理するストレージに一旦キャッシュ(保存)し,スマートフォン上で生成したコンテキストに応じて提示する。(2)は,広告にコンテキストを表すメタデータの付与を標準化し,生活者が接続可能なストレージへデータベース形式で投稿,生活者のコンテキストに応じたタイミング・内容の広告を取得してGoogleカレンダー上に提示する。既存の広告から広告コンテキストを試作したが,コンテキストを構成する項目の値が多義的で定義できず,既存の広告の曖昧さと広告標準化の必要性が示唆された。 |
謝辞 : |
キーワード : インターネット広告 スマートフォン 価値共創 |
ページ : pp.301-311 |
ファイルサイズ : 2,045KB |
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