ポスターセッションの報告要旨の |
日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.5 |
脇役パーツ効果 |
ファスナーが製品評価に与える影響 |
荒木 美咲 |
山口 眞弘 同上 |
増田 有沙 同上 |
神尾 陽香 同上 |
町田 大河 同上 |
発行 : 2016年10月12日 |
分類:一般報告 |
報告要旨 : 映画やドラマの評価は,主役だけではなく脇役の演技への評価が大きく影響するだろう。なかには,主役を食う脇役もいる。はたして,こうした脇役の評価は,製品ではどうだろうか。これが,本研究の問題意識である。 そのため,本報告では製品の主役とはいえない脇役パーツに注目し,それらが消費者の製品全体の評価に与える影響,すなわち「脇役パーツ効果」を明らかにすることを目的とする。 関連する先行研究をみると,顧客企業は消費者が素材やパーツを評価すると認知したときに,当該生産財メーカーへのブランド・ロイヤルティを形成するという(崔2014)。だが,この研究は顧客企業への調査であり,最終消費者の評価が不明なことや,本研究が焦点を当てる主役・脇役の分離がないことなど,研究課題が残る。 そこで,本研究では,代表的な脇役パーツといえるファスナーをとりあげ,消費者を対象にファスナーと製品全体の評価の関係について半構造化インタビューにより仮説を構築し,定量調査による検証を通して,脇役パーツ効果を実証する。 |
キーワード : 生産財 製品評価 パーツ ファスナー 脇役 |
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