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日本マーケティング学会 カンファレンス・プロシーディングス Vol.6 |
企業の魅力要素と購買行動の考察 |
北見 幸一 東京都市大学 都市生活学部 准教授 |
阪井 完二 電通パブリックリレーションズ 局長 |
末次 祥行 電通パブリックリレーションズ 部長 |
発行:2017年10月12日 |
分類:一般報告 |
掲載形態:フルペーパー |
要約 : 消費者を引き付ける企業の魅力には,どのようなものがあるのだろうか。本研究では,企業の魅力に焦点を絞り,消費者10,000人を対象に調査を行った。10業種150社を提示して,企業の魅力を「人的魅力」「会社的魅力」「商品的魅力」の3つの領域から発想した魅力項目の36項目についての回答を基に,探索的因子分析を行った。その結果,「トラスト(信頼・安定性)」「バイタリティ(活力ある風土)」「提供バリュー」の3つの因子構造であることが示された。また,各因子の因子得点を説明変数とし,魅力を感じた後の購買行動に関わる項目を目的変数とする重回帰分析を行った。その結果,「その企業や商品・サービスをネットで検索した」という購買行動が最も説明力が高く,また,3因子の中でも「バイタリティ」因子の影響が大きいことが分かった。企業の魅力のうち企業の活性や創造性を高める取り組みが,ネット検索に影響を与えることが明らかになった。 |
キーワード : 魅力 購買行動 探索的因子分析 重回帰分析 |
ページ : pp.195-205 |
ファイルサイズ : 1,371KB |
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